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2016年1月29日金曜日
【1/29】 解答
【問題】
◆感染症について適切なものはどれか。3つ選べ。
1 介護サービス利用者が肺結核で排菌していることが判明した場合、その感染リスクに応じて、介護者など接触者に対する健診が実施される。
2 高齢者の下痢では、緩下剤(かんげざい)による可能性もあるので、服薬状況などを確認する。
3 ノロウイルス感染者の便の処理の際は、マスクや手袋の装着の必要はないが、処理後にアルコールで手指をよく拭いておく。
4 高齢者への肺炎球菌ワクチンは、接種後5年を経過しないと再接種できない。
5 肝がんの90%以上は、アルコール性肝炎から進展する。
【解答】 1・2・4
1 ○
2 ○
3 ×。ノロウイルス感染者は、冬季の感染性胃腸炎の一つで、多くは軽症に経過する。ほとんどが経口感染で、汚染された貝類を、生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合などに起きる。家庭や施設では、ヒトからヒトへ直接感染するケースもある。ノロウイルスの消毒には、次亜塩素酸ナトリウムを用いる。下痢などの症状がなくなっても、便からのウイルスの排出が終わったわけではない。ノロウイルス感染症が疑われる高齢者の嘔吐物処理に際しては、感染したヒトの糞便や嘔吐物、それらが乾燥したものから出る塵埃(じんあい)を介して感染する為、手袋のみの着用では足りず、マスクを着用する。ノロウイルスの失活化には、エタノールや逆性石鹸はあまり効果がないとされている。
4 ○
5 ×。肝がんは、C型肝炎ウイルスに起因すると思われる肝硬変が増えている。
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