2016年1月27日水曜日

【1/27】 解答

                           
【問題】

◆BPSD(認知症の行動・心理症状)について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 BPSDは、認知症が進行し、終末期に向かうほど顕著になる。

2 BPSD出現の背景には、便秘や睡眠障害がある場合もある。

3 BPSDへの対応には、認知症の人に対するもののほか、介護者(家族)への支援も含まれる。

4 BPSDへの対応は、薬物療法を優先して行うべきである。

5 家庭や福祉施設では対応が困難なBPSDの場合には、老人性認知症疾患療養病棟などへの入院も検討する。











【解答】 2・3・5

1 ×。BPSDの程度は、さまざまな要因が影響していると考えられるため、終末期に向かうほど顕著になるとはいえない。

2 ○。周辺症状を起こしやすい要因として、「孤立・不安、不適切な住環境、不適切なコミュニケーション、身体合併症、生理学的不調、ネグレクト・過干渉、睡眠等の生活リズムの乱れ、認知症の進行、不適切な薬物の使用」などが指摘されている。

3 ○

4 ×。BPSDの治療には、非薬物療法(個別対応、回想法、音楽療法等)が第一の選択となる。BPSDの悪化要因の約38%が薬剤性とのデータもある。

5 ○

0 件のコメント:

コメントを投稿