2016年3月4日金曜日

【3/4】 解答


【問題】

◆ソーシャルワークの視点から、援助困難者への対応として、より適切なものはどれか。2つ選べ。

1 本人が自分の状態を正しく理解するために、専門用語を駆使して情報を伝える。

2 本人と家族の関係に関する調整的援助は、本人との信頼関係を失うことにつながるため行うべきではない。

3 攻撃的な人に対しては、距離をおいて見守りながら、個別的ニーズの全体像を把握することが望ましい。

4 援助を拒否する人に対しては、その自己決定を尊重し、働きかけをしないことが望ましい。

5 本人の生命の危険が予見できる場合には、専門職は強力な介入を試みなければならない。









【解答】 3・5

1 ×。本人が自分の状態を正しく理解するために、専門用語や外来語はなるべく使わないようにして情報を提供する。

2 ×。高齢者介護を巡って高齢者夫婦間、子の夫婦・家族間で深刻な問題が生じている場合には、家族関係の調整的援助が重要になる。

3 ○。攻撃的な人など、人格障害の人の場合には距離をおいて見守りながら、個別的ニーズの全体像を把握することが望ましい。また、特に困った問題が発生したときに親切に接近することが有効な場合がある。

4 ×。問題を抱えながら援助を求めてこない人、援助を拒否する人の場合、支援の必要性について理解を得られるよう継続して働きかけるべきであり、積極的に問題を発見し援助の手を差し延べること(アウトリーチ)が必要な対象者である。

5 ○

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