2016年2月2日火曜日

【2/2】 解答



【問題】

◆終末期のケアに関連する内容について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 終末期医療では、医師等の医療従事者による適切な情報提供と説明が求められるが、この適切な情報には、療養場所やこれからの過ごし方の選択肢も含まれる。

2 末期がん療養者は、退院時に起居動作ができたとしても、短期間でADLの低下など状態の悪化が予測されるため、介護ベッドの早期導入を計画する。

3 終末期にある療養者の家族に対する予期悲嘆への援助では、積極的に励ます必要がある。

4 末期がん療養者やその家族が在宅での看取りを決断した場合には、入院という選択肢を情報提供する必要はない。

5 終末期においてリハビリテーションを行うことは、療養者のADLの維持、改善により、可能な限り高いQOLを保つとともに、痛みや苦痛を和らげることにもつながる。














【解答】 1・2・5

1 ○

2 ○

3 ×。終末期にある療養者の家族に対する予期悲嘆への援助での積極的な励ましは、かえって家族の感情を否定する要因になることがあります。共感的態度で接することが必要です。

4 ×。末期がん療養者やその家族が、在宅での看取りを決断した場合も、在宅で過ごすことに対する不安や迷いが生じることがあるので、入院の際の情報提供や、在宅では医療者が具体的にどのような形で支援するかを伝える必要があります。

5 ○

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