【2/21】
◆高齢者の栄養管理について正しいものはどれか。3つ選べ。
1 鉄欠乏性貧血がある場合には、鉄を多く含む食品と同時に、良質な蛋白質を含む食品も十分に摂取する。
2 腎不全では、腎機能の低下にかかわらず、蛋白質の十分な摂取とエネルギーの補給をする。
3 経管栄養を行っている高齢者の便の形状や量が変化した場合には、その状態により経管栄養剤の投与速度や内容の変更を検討する。
4 エネルギー欠乏症とは、BMI(体格指数)18.5以下の人又は通常時の体重に比べて減少率が6ヶ月に5%以上の場合をいう。
5 栄養障害に伴う皮膚・粘膜の症状は、ビタミンD欠乏が原因である。
【2/22】
◆疾患に関する次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。
1 慢性硬膜下血腫は、血腫除去術の治療を行っても臨床症状の改善は期待できない。
2 インスリン治療中の糖尿患者では、食事が全くとれない場合でも、基礎分泌量に相当するインスリンが必要であるため、インスリン注射を自己判断で中止してはいけない。
3 脊髄小脳変性症は、安静時振戦、筋固縮、仮面様顔貌(がんぼう)などを主症状とする神経変性疾患である。
4 関節リウマチの特徴として、手の関節腫脹が左右対称であること、1時間以上続く朝のこわばりなどがあげられる。
5 適切な薬物療法等を行えば、がん患者におけるがん性疼痛や呼吸困難感などの症状は、在宅においても緩和可能である。
【2/23】
◆全身状態に関する次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。
1 心不全による呼吸困難時には、仰臥位をとらせると症状を緩和できる。
2 標準的な体重の場合は、体内の代謝産物を排泄するためにおよそ500ml/日以上の尿量が必要であり、不感蒸泄(ふかんじようせつ)を勘案すると1、000ml/日以上の水分を摂取する必要がある。
3 体重の変化は、栄養状態や心疾患、腎疾患等の内部疾患の重要な指標となるため、定期的に把握するとよい。
4 消化管出血の場合は、赤色の血便となるので、黒色便の場合は、消化管出血以外の原因を考える。
5 せん妄とは、意識障害を基盤にして、そこに幻覚や妄想、不安、興奮などを伴った状態である。
【2/24】
◆在宅での医療管理に関する次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。
1 胃ろうからの経管栄養食の投与は、胃食道逆流の恐れはないため、水平に臥床した状態で実施する。
2 慢性閉塞性肺疾患等により動脈血炭酸ガスが上昇しやすい患者では、安易に酸素吸入量を増やすと炭酸ガス貯留を助長する恐れがある。
3 尿路感染症を繰り返す要介護者については、尿道留置カテーテルをその原因として考慮する。
4 人工呼吸器を装着している場合には、外出は不可能であり、在宅での安静を要する。
5 在宅酸素療法で用いる酸素供給器は、旅行先で利用できる場合もある。
【2/25】
◆褥瘡に関する次の記述について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1 浮腫のある皮膚では、褥瘡のリスクが高くなるので、低刺激性の石鹸を用い皮膚の清潔保持に努める。
2 褥瘡は、寝たきりの人に多くみられ、座位を保持できる人には発生しない。
3 褥瘡の発生を予防するためにも、栄養不良に陥らないよう食事摂取を促す。
4 褥瘡が発生した場合には、速やかに入浴を中止しなければならない。
5 真皮を越える褥瘡の状態にある在宅高齢者は、介護保険の訪問看護における特別管理加算の対象者に該当する。
【2/26】
◆認知症に関する次の記述について適切なものはどれか。3つ選べ。
1 認知症の中核症状には、記憶障害、判断力の障害、問題解決能力の障害、実行機能障害、失行・失認・失語などがある。
2 認知症の周辺症状は、精神症状や行動異常のことで、BPSD(認知症の行動・心理症状)ともいう。
3 アルツハイマー病は、臨床症状とCTスキャン、MRI(核磁気共鳴画像)などの方法で、脳梗塞、脳出血の存在を認めることにより診断される。
4 入院、転居など生活環境を移すことの負荷(リロケーション・ダメージ)は、認知症に悪影響を及ぼすことがある。
5 血管性認知症の特徴として、易怒(いど)性や収集癖、窃盗などの人格障害や反社会的行動が知られている。
【2/27】
◆短期入所療養介護について適切なものはどれか。3つ選べ。
1 日常生活の自立を助けるため、必要なリハビリテーションを行わなければならない。
2 介護予防短期入所療養介護は、利用者間の交流や社会性の回復等にも効果的なサービスとして提供される。
3 短期入所療養介護は、医療上の問題を有する者を対象とする。
4 特定短期入所療養介護とは、要支援者のための日帰りサービスのことである。
5 介護予防短期入所療養介護の最大の役割は、医療的処置の実施である。
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