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2016年2月24日水曜日
【2/24】 解答
【問題】
◆在宅での医療管理に関する次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。
1 胃ろうからの経管栄養食の投与は、胃食道逆流の恐れはないため、水平に臥床した状態で実施する。
2 慢性閉塞性肺疾患等により動脈血炭酸ガスが上昇しやすい患者では、安易に酸素吸入量を増やすと炭酸ガス貯留を助長する恐れがある。
3 尿路感染症を繰り返す要介護者については、尿道留置カテーテルをその原因として考慮する。
4 人工呼吸器を装着している場合には、外出は不可能であり、在宅での安静を要する。
5 在宅酸素療法で用いる酸素供給器は、旅行先で利用できる場合もある。
【解答】 2・3・5
1 ×。胃ろうからの経管栄養では、胃食道逆流に十分な注意が必要です。食道の廃用などが原因の1つとされています。流動食注入時の注意点の1つとして、体位があります。可能であれば、からだを起こしてファーラー位(半座位)か、セミファーラー位とします。
2 ○。動脈血炭酸ガス分圧が上昇しやすい患者は、CO2ナルコーシスを生じる危険もあるので、慎重に酸素の吸入を設定する必要があります。ナルコーシスとは、“麻酔、昏睡”の意味で、『換気量の低下が原因で起こる、高二酸化炭素血症による意識障害』と定義されています。
3 ○。膀胱留置カテーテルの使用は感染症のリスクを高めます。
4 ×。人工呼吸器を装着している場合にも、外出は可能です。
5 ○
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