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2016年2月3日水曜日
【2/3】 解答
【問題】
◆次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1 胃ろう部にスキントラブルのない療養者は、胃ろう部をドレッシング材で被わずに、胃ろう周囲を石けんで洗うことも、浴槽に入ることもできる。
2 嚥下障害の初期症状を認めたら、誤嚥性肺炎や低栄養を予防するため、直ちに経管栄養チューブや胃ろうに切り替え、必要栄養摂取量の確保を行う。
3 胃ろうから栄養補給している療養者でも、摂食・嚥下機能をアセスメントして経口摂取が可能な場合には、経口移行計画を作成し、それに基づき経口摂取を進める。
4 尿道留置カテーテルによる尿路感染を予防するため、日常的に膀胱洗浄を行う。
5 尿道留置カテーテルの蓄尿バッグについては、移乗時に膀胱より高い位置になって逆流が起こらないよう留意しなければならない。
【解答】 1・3・5
1 ○。ドレッシング材というのは、傷を保護するために巻いたり覆ったりするものの総称。従って、広い意味では昔から使われている「ガーゼ」や「包帯」もドレッシング材に入りますが、現在では、粘着部分のシールを皮膚に貼り付けて、傷を密閉するフィルム状のドレッシング材も開発されています。
2 ×。介護において、可能な限り経口摂取を続けられるよう取り組むことが大事であり、経管栄養法は、食事摂取量が確保できない場合や嚥下障害が重症の場合に行われるもので、嚥下障害の初期症状を認めたからといって、直ちに経管栄養チューブや胃ろうに切り替えるのは誤りです。
3 ○
4 ×。前立腺や膀胱の術後の出血などで閉塞が予想される場合を除いて、日常的な膀胱洗浄は行わないことが推奨されています(病院感染対策ガイドライン )。
5 ○。尿道留置カテーテルの蓄尿バッグは、膀胱よりも低い場所に設置しないと逆流することがあるので、移乗時に膀胱より高い位置になって逆流が起こらないよう留意しなければなりません。
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