【2/28】
◆薬剤に関する次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1 前立腺が肥大している患者に尿閉を起こし得る薬剤として代表的なものに、抗ヒスタミン薬、抗うつ薬、向精神薬などがある。
2 副腎皮質ステロイド薬の長期服用中には消化性潰瘍が生じやすいため、食欲がない場合には、服用を直ちに差し控えた方がよい。
3 脳血栓は再発が少なくないので、再発防止を目的とした血圧管理と血栓防止のための服薬が重要である。
4 パーキンソン病の治療薬であるドーパミン製剤は、服用を突然中止すると、高熱、意識障害、著しい筋固縮などを呈する悪性症候群を生じる恐れがある。
5 高齢者は腎機能が低下しているため、薬の副作用が減弱することが多い。
【2/29】
◆次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。
1 経管栄養や中心静脈栄養を実施し、経口摂取を行っていない要介護者は、口腔ケアの対象とはならない。
2 薬剤師の行う居宅療養管理指導には、実際の服薬状況の把握、投与薬剤の効果や副作用を的確に医師の処方に反映させることなどの重要な役割がある。
3 訪問診療時に同席するなどさまざまな機会を利用して、主治医と介護支援専門員が連携することは、重要である。
4 急性増悪時に主治医が特別訪問看護指示書を交付した場合には、訪問看護は、その指示の日から2週間に限って、介護保険から給付される。
5 末期の悪性腫瘍や筋萎縮性側索硬化症等の厚生労働大臣の定める疾病等の患者に対する訪問看護は、医療保険から給付される。
<福祉サービスの知識等>
【3/1】
◆ソーシャルワークの面接技術について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1 インテーク面接は、利用者と面接者との相談目的のために設定された面接であるため、原則として1回の面接で終わらせる。
2 クローズドクエスチョンは、利用者が混乱してしまって収拾つけ難いときなどに効果を発揮することがある。
3 利用者の情緒面の反応を確認することは、利用者を感情的にさせてしまうので、原則として行わない。
4 利用者の誤解を正したり、情報を提供したり、対人関係や環境整備についての助言や提案を行ったりすることも、必要な技術である。
5 インテーク面接の経過については、その後に状況が変化することもあるので、すぐに記録する必要はない。
【3/2】
◆相談援助におけるワーカーの姿勢について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1 ワーカーは、抱えている問題でクライエントを類型化するのではなく、一人ひとりを個別の存在として理解する。
2 ワーカーは、認知症の人が自分自身で判断しないとき、代わりに決定を下すようにする。
3 ワーカーは、自らの価値観でクライエントを評価したり、非難したりしない。
4 ワーカーは、クライエントの問題を理解することの妨げになるので、クライエントが表出する感情には対応しない。
5 ワーカーは、クライエントが打ち明けた情報をクライエントの許可なく第三者に漏らしてはならない。
【3/3】
◆マクロ・ソーシャルワーク(地域援助技術:コミュニティワーク)について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1 専門職だけで地域のニーズを把握し、支援計画を立案する。
2 多様な年代の人々や、文化的背景をもった人々との交流を促進する。
3 よりよい福祉サービスの制度化に向けての情報収集、広報、啓発活動は含まれない。
4 福祉サービスの利用者集団のための権利擁護活動は含まれない。
5 情報センターや総合相談窓口などを設置するなど、地域住民が福祉サービスをよりよく知り、利用できるための手段をつくりだす。
【3/4】
◆ソーシャルワークの視点から、援助困難者への対応として、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1 本人が自分の状態を正しく理解するために、専門用語を駆使して情報を伝える。
2 本人と家族の関係に関する調整的援助は、本人との信頼関係を失うことにつながるため行うべきではない。
3 攻撃的な人に対しては、距離をおいて見守りながら、個別的ニーズの全体像を把握することが望ましい。
4 援助を拒否する人に対しては、その自己決定を尊重し、働きかけをしないことが望ましい。
5 本人の生命の危険が予見できる場合には、専門職は強力な介入を試みなければならない。
【3/5】
◆介護保険における訪問介護について正しいものはどれか。2つ選べ。
1 利用者の部屋の窓ガラスを磨くのは、一般的に生活援助に含まれる。
2 利用者ができない部分を支援しながら一緒に行う洗濯は、生活援助に含まれる。
3 糖尿食の調理をするのは、身体介護に含まれる。
4 薬の受け取りは、生活援助に含まれる。
5 体温測定は、身体介護に含まれない。
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